香料



Le plaisir est essentiel.
大切なのは愉しむこと。
香料:
  ジャーマンカモミール


アロマティックノート

ジャーマンカモミールは、古代エジプト、ギリシア、ローマ時代から薬草として使われてきました。その効果から「マザーハーブ(母の薬草)」とも呼ばれています。
薬としてだけではなく、ハーブティーや精油の原料でもあるため、多くの国で生産されるようになりました。日本には江戸時代に「ゲメーネ・カミルレ」の名で伝来したと言われています。
マトリカリアという学名は、語幹の母を意味する「マテール」、または婦人科の治療に用いられることから、ラテン語で子宮を意味する「マトリックス」に由来してつけられました。
エッセンシャルオイルは、1年草のハーブの花部から水蒸気蒸留によって採取されます。花は白色ですが、「マトリシン」という成分が、蒸留を行うことで「カマズレン」という成分に変化します。この成分が、ジャーマンカモミールの深いブルーの色と香りに深く関係しているのです。そして、「カマズレン」強い抗炎症作用を持っていることが知られており、皮膚炎などの研究にも取り上げられています。
エッセンシャルオイルの特徴は、深いインクブルーをしており、粘り気のある液体。時間の経過とともに、ブルーからグリーンへと変化していきます。
フルーティーな香りを基調とし、芳醇で甘い草のような香りが特徴です。青りんごの香りに例えられることもありますが、よく似ている香りです。


《眠れぬ夜はカモミールを。》
ストレスのためか、神経が昂ぶってなかなか眠れない。
そんな時には、この方法を・・・。
<用意するもの>
・ベースオイル 5ml
・精油 ジャーマンカモミール1滴、マージョラム1滴
1.ベースオイルに精油を加え、よく混ぜる
2.背骨に沿って優しくオイルを塗布する
3.残ったオイルで、手、肩、首、腰部分をゆっくりセルフマッサージする
4.みぞおち部分に円を描くようにオイルをゆっくり塗布する
5.深呼吸を3分行う

 深呼吸を行うことで、身体の深部・細部まで新鮮な酸素をいきわたらせ、血液循環を促します。また、セルフマッサージにより、日中のストレスにさらされた自律神経を鎮め、眠りにつきやすい環境を整えます。
最後にカモミールティーを一杯・・・でも、毎日飲み続けると、かえって眠りにくくなってしまうこともあるようなので、何事もやり過ぎは禁物です。


詳細

ローマンカモミール


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