アロマティックノート
古代エジプトの時代から広く利用されているローマンカモミール。はちみつ&リンゴのような甘い香りのする花が咲きます。名前の由来は、その香りから「地面のリンゴ」という意味のギリシャ語の「カマイメロン(Chamaimelon)」からきているとされています。1年草のジャーマンカモミールとは違い、多年草で茎は地を這いませんが、花だけが香るジャーマンカモミールに対し、ローマンカモミールは全草に芳香があります。
エッセンシャルオイルは、多年草のハーブの花部から水蒸気蒸留によって採取されます。
エッセンシャルオイルの特徴は、フレッシュなものは淡黄色から黄緑色で、時間がたつと少し暗い色になってきます。精油はリンゴやバナナのようなフルーティーな香りがあります。
使用については、ジャーマンカモミールとほぼ同じ使い方ができますが、抗炎症作用がローマンカモミールよりもジャーマンカモミールの方が勝っています。
また、ラベンダーの特徴・用途と重なる部分も多くあるため、カモミールとラベンダーのどちらを使うか決める必要がある時には、カモミールは一般的に鈍い痛みに良く、ラベンダーは鋭い痛みに使うと良い。ということを覚えておくと役に立つでしょう。
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